兵庫県知事選挙(斎藤元彦さん)

先月17日、兵庫県知事選が行われました。
今年一番注目された選挙だったんじゃないでしょうか?
兵庫県民 vs 組織(政党、企業、団体等)で民主主義のあり方が問われた選挙でした。

兵庫県知事選挙 2024(投開票日:11月17日、公示日:10月31日)
当時の兵庫県知事だった斎藤元彦さんが失職し、その出直し選挙ということで注目されました。
斎藤さんの他には元尼崎市長の稲村和美さん、元参議院議員の清水貴之さんを含む7名。
過去最多の立候補者数でした。

今回の選挙は斎藤知事によるパワハラ、おねだり疑惑が原因で失職したことによるものでした。
経緯はかなり込み入っているのでここでは控えますね。

斎藤さんは出直し選挙に出馬することを決意。
失職した当日から毎日いろんな駅で挨拶をする日々が始まります。

そんな折に始まった兵庫県知事選挙。
始まった当初は強い組織票を持つ稲村和美さんが絶対的に優勢でした。
斎藤さんの再選は議会もメディアもあり得ないと考えていたのです。

斎藤さんは失職していたため組織の支援は一切ない状況でのスタートでした。
選挙スタッフは全てボランティア。中には斎藤さんの旧友が応援に駆けつけました。
選挙活動の資金も個人献金に頼らざるを得ない状況。
活動資金が少ないため、選挙事務所も神戸元町の商店街の空き店舗を改装した質素なものでした。

斎藤さんはとにかく県内のいろんなところに行き、街頭演説を行いました。
若年層から高齢者層まで幅広く支持者を増やして行きます。
いわゆる「草の根運動」というヤツです。

演説はとにかく「知事になったらこういうことをしたい」「県民の力を貸して欲しい(選挙に行って欲しい)」
というシンプルな内容でした。
他の候補者を批判しない演説内容だったため県民は斎藤さんを信頼して行きます。
どこに行っても凄まじい人だかりでした。優勢と言われた稲村さんの聴衆に比べると数倍です。

兵庫県知事選挙の投票率は過去最大となりました。
当選したのは斎藤元彦さん。見事、知事に返り咲きました。獲得票数は111万強。
次点は稲村和美さん。獲得票数は97万強。
この選挙では「民意が反映された」と大注目され、民主主義が守られたことが大々的に報じられました。
つまり県民が組織に勝った選挙でした。

斎藤さんがSNSを有効活用して当選した、とメディアはこぞって報じています。
確かにSNSで拡散して行ったのは事実です。
ですがこれは選挙のボランティアスタッフや斎藤さんを支持する人達が行ったことで、
斎藤さんの選挙戦略は極めてシンプルでした。ひたすらいろんな場所で街頭演説する従来のやり方です。

なぜこのような記事が広まったのか?
これは前回投稿した石丸伸二さんが都知事選挙の時にSNSを活用した戦略だったことによるもの。
でも石丸さんとてSNSより街頭演説を重視していたのは同じです。
どの候補者よりも多く都内を周り、街頭演説を行いました。その数228回と驚異的です!!

斎藤元彦さんの当選で一番困ったのが、県議会であり百条委員会であり、メディアです。
斎藤さんの県民本位の県政を疎ましく思い陥れたにも関わらずこの結果。
逆に県議会やメディアは全国民の信用を著しく失墜することになりました。

今も何かにつけて斎藤さんを貶めようと必死ですが、国民が黙っていないのが現状です。
SNSでも斎藤さんを卑下するメディアの報道や議員の投稿が荒れています。
斎藤さんを支持する国民と反対を続ける国民。2ヶ月前とはわけが違います。

兵庫県からしばらくは目が離せない状況ですね。
引き続きテレビや新聞、X、Instagram、LINE、YouTube、TikTokを注目したいと思います。

hayassy

今回も長い投稿にお付き合いくださりありがとうございました。
なお使用している画像ですが、斎藤さんの応援目的なら使用していいことを確認しています。

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